数が大好き

先日入会したばかりの2歳の男の子は数が大好き!

お母さまと離れる時は大泣きですが、数の教具を見せて問いかけると、ピタッと泣き止みます。彼は適当な応答をした後でまた泣き出しますが、更に問いかけると、素に戻って冷静に答えます。そうして徐々に泣かなくなるのです。こうなったら、モンテッソーリ教育の数の教具に夢中になった証拠です。

最初に彼が興味をもったのは砂数字板。

数字の部分はサンドペーパーを貼り付けてあるので、なぞるとザラザラしています。

子どもたちはそのザラザラが面白くて数字をなぞり、数字の形を無意識に筋肉記憶していきます。

その次は紡錘棒箱です。

数字が書かれたそれぞれの箱に、その数字に一致する紡錘棒を一本一本数えて入れていきます。数字はバラバラのものが集まった数量であることを手を動かして経験していきます。

更にここで初めて「0」を知ります。「0」の箱に何も入れないので、「0は何もない」を体験するのです。

本来は4歳以上の子どもたち向けで、わりと行程の長いお仕事です。にも関わらずひたすら数えていました。

そして最後に彼の目に止まったのは数字と玉です。

切り抜き数字を横に並べて、その下に数字と同じだけの量の玉を並べていきます。各数字の玉を2列に並べ、視覚的にも奇数と偶数を理解していきます。なぜなら偶数の場合はちょうど2つにわかれるけれど、奇数の時は1つあまりができてしまうからです。

2歳の彼は砂数字板同様、しばらく数字の順に並べていました。

彼に限らず、子どもたちは数が大好き。だって、彼らの日常生活の中には数そのものが溢れていますからね。

お買い物の時に「きゅうりを2本かごに入れてね」とか、「こっちの方が1つ多いね」「半分に分けたら2つになるね」とお母さまと会話しているでしょう?

「5時になったら帰りましょう」と時間に関すること、「今日は30度を超えるから暑いね」などの話題も交わされるでしょう?

お財布の中の小銭を数えてたりしませんか?

生活に欠かせない数の世界を、モンテッソーリ教育では各時期の子どもたちが親しめるように、具体物を使って、色や形で分かりやすく紹介していきます。

先の男の子が活動している間、他の子どもたちは自分の活動をしながら横目で食い入るように見ていました。触発されて次回からはもっと数の活動を選ぶ子どもたちが増えると思います。

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© 2014 by Koko Sato

 

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