クラスの環境を準備すること
子どもたちは会うたびに違います。
先週まで夢中になっていたものに、今週は目もくれなかったり。
前回までなんとも頼りない動きで教師の手伝いが欠かせなかった子が、今回は見違えるほど的を得た動きをしていたり。
ほんと、子どもたちには驚かされます。
そんな子どもたちの成長の1つ1つに喜びながら
1人1人にあった教具を用意し、環境を整えることはモンテッソーリ教育の教師の大切な勤めです。
さて、昨日のクラスの子供たちです。
出席のシールを貼って
コーヒー豆を挽くお仕事にまっしぐらの彼女。
エプロンを付ける手が慣れたものです。

以前から五十音に興味のあった彼は、砂文字板へ。椅子に座るのも忘れ、無心に砂文字をなぞります。
そこへ私が近づくと手を止めてしまった彼。
私は彼の集中を遮ってしまいました。反省です。

その後、彼を五十音並べに誘いました。
きっと普段から五十音を耳にしているのでしょう。その音とそれに対応する文字 を合わせながら並べていきます。

コーヒー豆を挽くお仕事が一段落した彼女は、今度は木を磨くお仕事に精を出します。
カラッカラに乾いた木製ハートが、磨くことでツヤツヤピカピカに。とても嬉しくて、お迎えに来たお母様へ磨くときに使った道具の説明を懸命にしていました。

同じ3歳とはいえ、興味の対象は全くバラバラ。昨日もそれぞれがそれぞれの活動に真剣に取り組むことができました。
次回はどの活動を選ぶんだろう。新しいお仕事を用意したほうがいいのかしらなどと、いろんなことを予測して、次のクラスの準備に専念できる私は幸せです。
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