十項式のカード並べ

先日、恩師よりたくさんの教具を譲っていただきました。

その中の1つをご紹介します。

これは感覚教育分野の十項式のカード並べです。

要は正方形を作るお仕事なのですが、実は奥の深い教具なのです。

左上の赤い正方形は1cm×1cm

そのすぐ右下の緑の正方形は2cm×2cm

そのすぐ右下の桃色の正方形は3cm×3cmと規則正しく並べます。

それぞれに付随する長方形も合わせて大きな正方形を作っていきます。

一番右下の肌色の正方形は10cm×10cmです。

全部並べると55cm×55cmの大きな正方形を作れます。

とても根気のいるお仕事ですが

きっちり正確に綺麗に並べたい意欲が強い小さい子どもは

一心不乱に並べ続けます。

この作業を繰り返した子どもは、この大きさに限らず

様々な大きさの正方形づくりにはげみます。

例えば、こんな感じです。

この青の正方形は、先ほどの写真で一番左上にあった1cm×1cmの赤い正方形から数えて9番目の正方形です。

従って青い正方形は9cm×9cmです

これと同じ正方形を他の正方形と長方形を使って作ってみました。

色と形が子どもの美的センスをくすぐりながらも、数学的頭脳を無意識に働かせることができるのが、このお仕事の良いところです。

作った正方形は青い正方形と同じなので、もちろん9cm×9cmなのですが、

使っている正方形と長方形を使って、更に分割した式で表すことができます。

左から

9×9=3×3+6×6+2(6×3)

9×9=4×4+5×5+2(5×4)

9×9=2×2+7×7+2(7×2)

9×9=1×1+8×8+2(8×1)

と言った感じです。

もちろん子どもは以上のような式を全く意識していませんし

教師も敢えて教えこんだりしません。

それがモンテッソーリ教育のすごいところ。

幼児期にこのような中学生で学習するであろう数学的な知識を

子どもの興味に訴えかけるような教具を使い、楽しく経験することができるのがモンテッソーリ教育なのです。

このように秩序正しく並べたり、分けて整理し、予測するという数学的な経験を幼児期にたくさんした子どもは以前のブログにも書きましたが、頭の整理や時間のやりくりが上手です。つまり論理的思考力を身につけます。

中学生になってからも数学に臆することをなく

むしろ好奇心を持って日々の学習に取り組んでいくことができるのです。

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© 2014 by Koko Sato

 

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