なんか違うなぁ。
先日の出張モンテッソーリ教室にて。
「はめ込み円柱」に夢中になる3歳のYちゃん。
全ての円柱を型から外し、今は穴と各円柱の太さがピッタリの場所に戻そうとしています。

しかし、何かおかしいことに気づいたようです。
あれ?ココに何もないよ?
人差し指を入れてしばらく考えるYちゃん。
少し困っていたようなので、そばにいた私は「見ててね」と言ってから、間違えてはめてしまった円柱に触れて、わざと軽くガタガタ揺らしてみました。
すると、Yちゃんは気づいたようです。最初からやり直しました。ピッタリはめることが出来た円柱はガタガタ言いません。そうして全ての円柱を元の型に収めたことが出来たYちゃんは「できた!」と嬉しそうでした。そして何度か繰り返し、完ぺきにできるようになっていました。
このようにモンテッソーリの教具は、子ども自身が間違いに気づき、教具を観察をして、試す、考える、解決するというプロセスを一人でできるように工夫されています。それは大きさや形や色などで視覚的に分かりやすくできているからです。
大人は子どもが一人でできるようにお手伝いをしていきます。今回は円柱をガタガタ揺らしたことでYちゃんを気づきに導くことができました。
このはめ込み円柱で自信をつけたYちゃんは、この後も意欲的にお仕事に励んでいました。
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