教具は1種類につき1つだけ。
モンテッソーリ教育では、原則として1種類の教具がクラスに1つだけ用意されています。同じものが他にないので、近くで活動しているお友達の教具に「これやりたい!」っと突然横から手を出すお子さまが時々います。それはそれで自然なこと。今日もそんな光景がちらほら…f(^^;)
とっても魅力的に見えたのでしょうね。
そこで、そんなに人気があるのならばと、もう1つ同じ教具を私たちは用意したりはしません。お子さまには「やりたい気持ちはとっても分かるわ。だけど、今は他のお友達が使っているから待ちましょうね」と声をかけ、辛抱強く待ってもらいます。
そうして待ちに待って触ることの出来た教具を、お子さまはかけがえの無いものとしてとても丁寧に使います。自分だけではなく、他のお友達も使う教具なんだと意識するようになります。何より与えられた機会を逃すまいと、深く集中することを経験していくのです。
小さなお子さまが小さな柔らかな手を懸命に動かしている時の眼差しを見たことがありますか?そのひたむきさに胸がキュンとしちゃいますよね。
そうそう、そんな時に大人の私たちが気をつけなければならないのは、声掛けを控えることです。お子さまが静かに集中している時間を大切にしてあげましょう。
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